4連休の初日、久しぶりにプリウスを洗車して、床屋さんに行って、それから読書。
田舞さんの「気づきの成功学」です。
一部、紹介します。。


アメリカの話です。
仲のよい夫婦がいました。とてもハッピーな二人でしたが、一つだけ、お互いに口にできない悩みがありました。
子供が授からないのです。お互い病院で検査を受けたり、手を尽くしましたが、その気配は全くありません。
年月と共に、少しずつ諦めが広がっていました。
毎日曜日、夫婦は揃って教会に出かけます。
「神様、どうか私たち二人に子供を授けてください」
毎日曜日の祈りが通じたのでしょうか、やがて妻は妊娠しました。
二人の喜びは言葉に表せないほどでした。
毎日毎日が幸せで、笑いと喜びと感謝の日々が過ぎていきます。
いよいよ出産の日になりました。夫は妻の手を握り、励まします。
元気な産声をあげて、赤ちゃんが生まれました。だが、その赤ちゃんの姿を見たとき、夫は一瞬、深い絶望に包まれました。
赤ちゃんは身体障害者だったのです。それもかなり重度の障害です。
夫は言葉を呑み込みました。
残酷な仕打ちと、神を恨みました。
何も知らない妻は、赤ちゃんの顔を見たがります。
夫は迷いました。いま、妻に重度の障害を負った子供を見せるべきかどうか。
夫にはとても出来そうにありません。
医師が目で合図しました。
「つらいけれど、事実を奥さんに見せておいたほうが良いでしょう。」
医師の目はそういっています。
夫は勇気を振り絞り、赤ちゃんを抱いて妻の前に立ちました。
妻の表情は一瞬強張りました。
だが、すぐに微笑みを浮かべ、こう言いました。
「あなた、多分神様がこの子を私たちに遣わしたのよ。
よそでは誰もが預かり手が無いから、一番信頼できる私たちなら安心だと、
世界にたくさんいる夫婦の中で、私たちを選んでくださったんだわ。
あなた、この子に感謝しましょう。
そして、私たちを信じてこの子を授けてくださった神様にも感謝しましょう」
授かった子供が重度の身体障害児。
この重い十字架を肯定的に、プラスに受け取る妻。
この妻の姿こそ、人間が本来的に持つやさしさなのです。
そして、人間が本来の優しさを備えたとき、真に強くなれるのだということを、
この妻の姿は示しています。
 
 
人間は弱い存在です。
だが、心のそこからのつらいことや悲しいことをくぐり抜けるとき、人間はどこまでも強くなれるのです。
弱い存在としての人間は仮の姿であって、真実の人間は強くてやさしくて美しい存在なのだ、
というのが正確でしょう。

−田舞徳太郎「気づきの成功学」より−

感動レポート 「鏡の法則」
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遠藤和秀


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