変換 〜 IMGP4541
私用で東京に2泊して今朝、千葉まで行って帰り道、関越自動車道下りの三芳パーキングです。昼飯にしようかと立ち寄ったのですが、レストランは長い行列が出来ていて結局、赤城高原までお預けでした。往復で700km余り走って、平均燃費は21.4km/Lでした。高速で流れに乗って走るとちょっとスピード出し過ぎで、燃費を稼ぐには80km/hくらいでトコトコ走ると25km/Lくらいはいくのですが・・・・。

ところで、例のツアーバスの事故場所を通ったはずでしょうが、例のコンクリートの塀を見つけられませんでした。お亡くなりになられた方には、心からご冥福をお祈り申し上げます。今日、私が走った距離は400キロちょっとですが、やはり途中に疲れたり、眠くなって、そのたびに休憩をとりながら帰って来ました。自分のペースで好きなところで休めるのなら楽ですが、バスのように決められた時間と、決められた場所でしか休めない運転はやはり1人では無理でしょう。価格の過当競争の末に本来のバス運行の目的を見失ってしまったようです。日本はデフレ経済が続いていて、何でもかんでも安けりゃいいという風潮になっているようですが、いくら安くても、たとえ原価を割っても、やらなければならないことと、やってはいけないことが有ると思います。旅行会社、バス会社、普通、会社には経営理念が掲げて有ります。たとえばバス会社であれば「安全」とか「安心」とかいう言葉は入るはずです。本来の会社の目的や理念に照らし合わせながら仕事をしていたならば、あのようなドライバーの雇用形態にはならないはずです。

自分の仕事に置き換えて考えてみると、工務店から屋根外壁工事を下請けとして受注することも有りますが、やはり原価ギリギリか原価割れの価格で受けるように要求されることも多いです。やむを得ず原価割れの金額で受注することも有りますが、かと言って雨漏りして良いわけでも無いし、不良材料を使ってもいけません。作業の効率を上げてコストを下げる努力はしますが、そのしわ寄せを現場の職人さんの人件費カットとか経費削減の為に危険な環境で作業をさせてりしてはいけません。なぜなら弊社の経営理念に照らし合わせるとそれは弊社の目的から大きく外れることだからです。
弊社の理念は『私達は仕事を通して地域社会に貢献することを目的とする。私達は成長することによって会社の発展と自らの幸福を実現する』です。
安いからといって手抜き工事をしたのでは社会に貢献出来ない。職人さんの人件費をカットして職人さんが成長するとは思えないし、その職人さんが頑張ってくれて初めて会社の業績が上がり、発展するのだから人件費は他の経費のように簡単には削れない。
要するに、利益が出ない仕事、赤字になる仕事の帳尻合わせの為に理念、目的を無視してはならないということです。責任を持って『安全・安心』を保証出来る適性価格は譲らない事です。