「ノミのサーカス」
昔、ロシアのコーカサス地方に、「ノミのサーカス」という見世物がありました。
ノミが飛び跳ねる様子を人々に見せるのですが、ノミは本来、自分の体の何百倍、何千倍というすごいジャンプ力を持っています。
したがって、ノミが高く跳ねて逃げ出さないように、ある工夫が施されています。小さな箱に入れて育てるのです。小さな箱の中では、ノミもピョンピョン飛べません。ちょっと跳ねると、すぐ天井に頭をぶつける。それを繰り返すうちに、自分の跳躍力はここまでなのだと思い込んでしまう。ノミの場合はたぶん体が覚えてしまうのでしょう。そうなったノミは外に出しても天井の高さまでしか飛びません。本当はその何倍もの跳躍力があるのに、そこにないはずの”天井”というメンタルな限界に支配され、自分の持てる力を発揮できなくなるのです。・・・・・・・(略)
じつは私たちもこのサーカスのノミのようと同じように、本当は存在しない天井=限界をこころの中に持っていて、それを超えて高く飛ぶことが出来ずにいます。

  西田文郎さんの「10人の法則」より

西田さんの本を何冊か読みましたが、なるほどと思うことが数多く書かれていますが実践するかどうかがカギになると思います。自分の能力を信じて、自分で思い込んでいる限界をぶち破らなければなりません。

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