板金工事業は最高の仕事だ!
労働の研究をしている学者に有名な理論がある。職務特性論(※ハックマンHackman,J.R)
だ。これは、人のやる気を出させる職務の特性を明らかにしたものだ。そして、その職務特性として、次の5つを抽出した。これら5つの要素が個人に心理的影響を与え、結果として、動機付け、仕事の質、満足感が高まり、欠勤や離職を少なくする可能性が高いとした。これらを良く観ていくと、板金工事業はこれからの特性を全てに満たしていることに気づかされる。いかに、板金工事業が素晴らしい仕事であるかが、良く理解できる。
1,「多様性」;職務に必要とされる技能が多様であること。
板金工事業は現場一つ一つが生きているとも表現され、現場によって、多様な段取り、多様な材料、多様な施工法が必要になる。それが仕事の面白さにも繋がっている。
2,「完結性」;職務に最初から最後まで関われること。
板金工事業は、施工前の現状の把握から始まり、そして、必ず完成形迄を責任持つこととなり、仕事の完結・完成形を見ることとなる。
3,「有意義性」;職務の結果が組織内外の人々に大きな影響を与えること。
板金工事業は、建築においては必要不可欠な仕事であり、板金の仕事が滞ったりすると、他に対して大きな影響を与えることとなる。そうした意味ででも有意義性の高い仕事といえる。
4,「自立性」;職務の計画や実施における自由裁量や自己統制ができること→これは「責任」感を促す。
板金工事業は、現場で働く人の裁量によって、判断され、施工が行われていることが多い。そのため個人の、思いや、価値観等も繁栄されやすく、そこに人間性も現れる。そうした点でも自立性や、責任感が促されることとなる。
5,「フィードバック」;職務の結果やその評価が明らかに見え、分かること→これは「結果についての情報」を得られ成長感を促す。
板金工事業は、どんな現場であっても、必ず完成形を見ることとなり、結果の良し悪しも確認できる。それによって、今後の成長も促すこととなる。
これらの上記の5つの特性は、「意味のある仕事」という自覚を働く人にもたらす。板金工事業はそうした特性を全て兼ね備えた素晴らしい仕事であるといえる。